妖怪ものでトップの知名度を誇る作品が、「ゲゲゲの鬼太郎」です。
日本を代表するオカルトジャンルの作品には、オカルティックな都市伝説が存在します。
「ゲゲゲの鬼太郎」の怖い都市伝説を集めてみました。
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Contents
鬼太郎は墓場奇太郎を元にしていた
原作者の水木しげるが鬼太郎を最初に描いたのは、紙芝居でした。
『蛇人(じゃじん)』『空手鬼太郎』『ガロア』『幽霊の手』などの紙芝居に、鬼太郎が描かれています。この「鬼太郎」という名前は、それ以前の紙芝居『墓場奇太郎(ハカバキタロー)』の主人公の名前を借りたとされています。
『墓場奇太郎』は、戦災などで失われ、詳細は不明ですが、主人公は、親の因果によって墓場から生まれた醜い少年とされています。
『蛇人』の鬼太郎は、『墓場奇太郎』と共通する因果ものの主人公で、蛇の腹から生まれ、人間にいじめられます。そして、成長した後、復讐を果たします。
鬼太郎は埋葬された母親の遺体から生まれ出た
鬼太郎は、埋葬された母親の遺体から生まれ出ました。
鬼太郎の母は、鬼太郎を身ごもった状態で病死したとされています。
鬼太郎の母親の名前は、鬼太郎の誕生を描いた作品には出てきませんが、原作「地獄篇」の最終回「最後の出会い」に「岩子(いわこ)」という名が明かされています。
岩子は、岩子夫婦に関わりを持っていた血液銀行の銀行員・水木によって埋葬されます。
その3日後に、自力で母胎から出て、墓穴から這い出してきたのが、鬼太郎でした。
鬼太郎は、水木に引き取られます。
しかし、冷遇されて6歳の時に出奔しています。
鬼太郎が片目を失ったのは墓石の角にぶつけたため
鬼太郎は隻眼です。鬼太郎が片目を失った理由は、墓から出てきた鬼太郎を水木が化け物と思い込み、怖がって放り投げ、地面を転がった鬼太郎が、墓石の角に左目をぶつけたためと言われています。
ただし、貸本版の鬼太郎では、右目が無い鬼太郎が何度も登場しています。
アニメでも、顔が大幅に異なる回が少なからずあります。外部発注が多く、話数単位で制作発注していたため、連携が取れず、話数によって鬼太郎の顔や体型、服装が異なっています。
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鬼太郎の父親は幽霊族のはず!目玉族のなりすましという都市伝説もある
「おい、鬼太郎!」で有名な「目玉おやじ」は、常に「お父さん」と呼ばれています。
目玉おやじは、原作の設定では、元々は幽霊族でした。
幽霊族は、ミイラ男のような外見をした種族でしたが、世界中を移動している途中で病死してしまいます。
父親は、鬼太郎を心配するあまり、朽ちかけた自分の体から流れ落ちる目玉に、魂を宿らせたと言われています。そうして生まれ変わったのが目玉おやじとされています。
ところが、これをひっくり返すような都市伝説が存在します。
事の起こりは、「毛目玉」という妖怪が登場した時の事です。毛目玉は、目玉族の一種族です。この毛目玉を、目玉おやじが「わしの親類」と紹介しています。
「幽霊族と目玉族が親類のはずはない!」というところから、目玉おやじに「なりすまし疑惑」が生じました。
目玉おやじは、幽霊族の生まれ変わりではなく、「目玉族の一匹が、鬼太郎の父親になりすましているのではないか⁉︎」という都市伝説が広まっています。
毛目玉には複数の個体が存在する⁉︎
目玉おやじのなりすまし疑惑を生んだ毛目玉については、登場するたびに紹介が異なっています。毛目玉は、目玉おやじをけむくじゃらにしたような外見です。
「目玉おやじのイトコ」と紹介される事もあります。「実は目玉おやじとは無関係」と説明される事もあります。目玉族には複数の個体が居そうです。
もしかしたら、鬼太郎の父親になりすましている個体が居ても不思議ではないのかもしれません。
鬼太郎は殺人を犯した事がある⁉︎
ゲゲゲの鬼太郎は、勧善懲悪もののストーリーで、「鬼太郎たちは人間たちの味方」となっています。
ところが、「鬼太郎が過去に殺人を犯していた」という都市伝説が広まっています。
鬼太郎が行ったのは、「地獄流し」です。アニメ版の4期35話に描かれています。
銀行強盗を働いた悪人の一人を、「永遠の闇が待つ」とする無間地獄に落としています。
アニメ版の第4シリーズは、クールな作風で、鬼太郎もドライな面が強くなっています。
ちなみに、鬼太郎の元になったとされる『墓場奇太郎』にも地獄流しにまつわるエピソードが描かれています。
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