女優の宮崎あおいさんが、かねてから交際していた岡田准一さんと結婚する事が明らかになりました。宮崎あおいさんと岡田准一さんは、映画で2回共演していますね。
何かと縁があった2人のゴールインを祝し、宮崎あおいさんの演技力が光る映画やドラマを観直すのも良いですね!オススメの5作品をまとめてみました。
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明るく前向きな天璋院像を定着させた「篤姫」
宮崎あおいさんの代表作としてあげる人が多いのが、2008年に放送されたNHK大河ドラマ「篤姫」です。
全話平均視聴率は24.5%を記録し、今でも「篤姫 = 宮崎あおい」の印象が定着しています。
「篤姫」に出演した時の宮崎あおいさんは、22歳でした。史上最年少の大河主演に抜擢され、10代から49歳までを演じました。
当時、スタジオで台本を持っているところがほとんど見られなかったというほど、役作りを完璧にこなしていたと言われています。
江戸城開城を前にして、一千人の女中に大奥明け渡しを伝えるシーンを撮影する前夜は、ソワソワしてしまったというエピソードも伝えられています。
明治時代以降、天璋院は不幸な女性と言われてきました。大奥に入っても、夫の家定はすぐに他界し、息子の家茂も夭折してしまいます。
そして、和宮との確執、大奥明け渡しなど、苦労を重ねた人生と言われてきました。
しかし、大河ドラマ「篤姫」では、前向きで明るい人生のように表現されていました。そうした演出を見事に体現したのが、宮崎あおいさんの演技です。
波瑠とのWヒロイン状態が話題になった「あさが来た」
「あさが来た」は、2015年度下半期のNHKの連続テレビ小説です。朝の連続テレビ小説史上、初めて幕末時代から始まった事で、注目を集めました。
ヒロインの今井あさを演じたのは波瑠さんです。宮崎あおいさんは、あさの姉、はつを演じました。
「あさが来た」は、視聴率24.8%を記録し、好調ぶりを見せました。その視聴率を支えたのが、波瑠さんと宮崎あおいさんのWヒロイン状態だったと言われています。
あさのサクセスストーリーと、はつの苦難が絡み合い、絶妙なバランスを醸し出しました。
史実では、はつは25歳の若さで他界していますが、放送中、はつファンからは「本当に死んでしまうのか⁉︎」と問い合わせが殺到し、「お願いだから殺さないで!」という声が相次いだと言います。
時代の雰囲気を伝えるため、たくましく生きる眉山家の描写も必要との判断から、はつは物語の終盤まで登場しています。
前髪のパッツンがツマそのものだった「きいろいゾウ」
映画「きいろいゾウ」は、西加奈子の同名小説を映像化した作品です。
田舎の一軒家に暮らし、互いの事を「ムコさん」「ツマ」と呼び合う二人が、夫に届いた差出人不明の手紙をきっかけに、関係が揺らいでいく様子を描いています。
ツマを演じた宮崎あおいさんも、ムコを演じた向井理さんも、原作が好きだったと語っています。宮崎あおいさんは、原作を20歳くらいの頃に読んだそうで、ツマ役の話があった時に、「自分もそういう年齢になったんだな」と嬉しく感じたと言います。
ムコを演じた向井理さんは、顔合わせの日に、前髪パッツンの宮崎あおいさんを見て、「ああ、ツマだ」と感じたと語っています。
前髪については、監督と初めて会った際に相談し、どんな切り方がツマらしいかを話し合い、「ざくざく自分で切ったような感じの方がツマっぽいかなと思って」切ったと言います。
ツマがムコを後ろからギュッと抱きしめるシーンは、大人の官能が表れており、宮崎あおいさんの演技力が光っています。
ちなみに、主題歌の「氷の花」は、宮崎あおいさん演じるツマをイメージして作られた楽曲です。「氷のような冷たさの中にでも花を咲かせる事ができる」というメッセージが込められています。
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モノローグを巧みに演じて原作ファンを納得させた「NANA」
矢沢あい原作の人気コミック「NANA」を映像化した作品です。
第1作は、2005年9月に公開され、観客動員数は日本だけでも300万人を超えて、社会現象を引き起こしました。宮崎あおいさんは、第1作に出演し、恋が最優先のキュートな女の子・小松奈々を演じています。
愛らしい表情全開で、「ハマり役」と評する声が多く聞かれました。宮崎あおいさんの演技力で特に評価が高かったのが、モノローグです。
「NANA」におけるヒロインのモノローグは、作品の魅力の大きな部分を占めています。
普段明るい奈々が、モノローグにおいてシリアスな雰囲気になるのは、物語の神秘性を高めています。宮崎あおいさんは、モノローグを巧みに演じて、原作ファンを納得させました。
一人二役を演じて岡田准一と初共演した「陰日向に咲く」
「陰日向に咲く」は、どこか日の当たらない9人の人物が織りなす物語で、宮崎あおいさんが岡田准一さんと初共演した映画です。
岡田准一さんとの共演について、宮崎あおいさんは、インタビューに答えて「今回ご一緒する数ヶ月も前から気になる存在の俳優さんだったんです。」「改めて学ぶことも多かったですし、わたしの気になっていたカンは当たっていたと思いました(笑)。」とコメントしています。
宮崎あおいさんが演じたのは、鳴子とその娘の寿子です。
岡田准一さん演じるシンヤと劇中で絡みがあるのは寿子でしたが、「寿子は岡田准一君演じるシンヤの目を見て話せなかったり、男の子と話すのは苦手だったりという部分もあったので、いろいろ気をつけなければいけない点も多かった」と言います。
演じやすかったのは、寿子の母親の鳴子だったと、宮崎あおいさんは語っています。
「鳴子は表情もころころ変わって、本当に伊藤淳史君が演じる雷太に一筋で、感情も直球」なところが、演じていて「とても面白かった」と言います。
その雷太とは、劇中、漫才を演じています。宮崎あおいさん出演映画の中でも、微笑ましいシーンです。宮崎あおいさんは、本作を鑑賞した後、笑顔になったと語っています。
見終わった後、人との出会いやつながりについて、和やかな気持ちで考えられるのが、「陰日向に咲く」です。
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