スター・ウォーズの全シリーズに登場しているキャラクターというと、R2-D2とC-3POですね。脇役であっても、重要なメイン級のキャラクターです。
「このコンビが好き!」というスター・ウォーズファンは多いですね!
ところが、中で演じている俳優同士は不仲だったという噂があります。
その理由を探ってみました。
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ケニー・ベイカーとダニエルはどんな風に仲が悪いの?
2009年のインタビューで、R2-D2役のケニー・ベイカーは、「正直、自分はダニエルが好きじゃない。自分だけかと思っていたら、彼は誰とも上手く関係を築く事が出来てなかったよ。」と答えていました。
また、ベイカーが、C-3POとR2-D2のキャラクターでツアーを組んで、一稼ぎしようと誘った時に、ダニエルズはベイカーを冷ややかな目で見下ろし、言葉少なにベイカーを追いやったと言います。
また、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開前に、ダニエルズは、他の俳優たちについてコメントした際、ベイカーについては、「僕の悪口を言ってきた奴だよ。もうコメントもしたくない。」と語っています。
ダニエルズはけっこう辛辣⁉︎ダニエルズは元々SFに興味が無かった
ダニエルズは、ちなみに『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開前に、ルーク・スカイウォーク役のマーク・ハミルについて、こうコメントしています。
「可哀想なマーク…。昔は若くてハンサムな青年だったのに。でも、今の彼はあんな姿に…。」
けっこう辛辣ですね。(苦笑)
若き日のダニエルズは、ロンドンで主にシェイクスピアなどの古典劇やメロドラマ風の劇で貴族役を演じていました。ルーカスと出会う前の事です。
ルーカスがC-3PO役の俳優を探していた頃、ダニエルズは、SFに興味がありませんでした。
唯一観たのが、『2001年宇宙の旅』でしたが、映画が始まって10分で映画館から出てしまいます。この時、ただ映画館を後にしたのではなく、料金の払い戻しを請求しているところに、ダニエルズの性格が表れていますね。
ダニエルズの英国風アクセントがルーカスのイメージを変えた
ロンドンでオーディションがあった時、ダニエルズは、ルーカスの事を知りませんでした。
しかし、本物の俳優になりたいと熱望していたので、オーディションを受ける事にしました。そこで、C-3POのコンセプト・デザインを見て、一目惚れします。
また、台本を読んで、感情と表現が制御されているキャラクターに強く惹かれ、「C-3POを演じなければ!」と思ったと言います。
ルーカスは、当初、C-3POのキャラクターを、アメリカ風のアクセントで早口に喋る、中古のディーラーのイメージに設定していました。
しかし、ダニエルズの英国風のアクセントを聞いて、ジェダイが銀河を救う際にサポートする金色のロボットに相応しいと感じ、ダニエルズをC-3POに当てる事に決めたとされています。
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ツアーで一稼ぎしようと言ったベイカーはどんな経歴の持ち主?
R2-D2の中に入って演じていたケニー・ベイカーは、身長112cm。
スター・ウォーズ出演以前は、サーカスやキャバレーの余興などで活動していたとされています。
ルーカスからオファーを受けた時は、相棒のパービスとコンビを組んで、イギリスの有名なバラエティー番組に定期的に出演できるようになっていました。
キャリアが上がり、背丈だけでなく、演技やコメディの才能が評価されてきた事に、ベイカーは喜びを感じていました。20世紀フォックスのスタジオに入った時は、オファーを断るつもりだったと言います。
ルーカスは、ベイカーにどうしても役を引き受けてもらいたいと思っていました。
そこで、ベイカーに希望の出演料を尋ねました。
ベイカーは、パービスと一緒に活動している時に稼いでいた出演料と、ほぼ同額を提示しました。当時の価格で週800ポンドでした。
ルーカスは即座にOKを出し、契約が成立しました。後に、ベイカーは、「あの時、もっと高額を提示すれば良かったよ〜」と言ったそうです。
撮影中ろくに話もできなかった!ロボット・スーツの中に居たから
インタビューでダニエルズが好きではなかったと打ち明けたベイカーは、「二人ともドロイドの中に入っていたので、お互い何を言っているのか聞こえないし、見えなかったから、撮影中ろくに話もできなかった。」と、フォローを入れています。
ロボット・スーツを着ながらの撮影は、共演者たちと演技していても、リアクションややりとりが、とても難しかったと言います。
歩いたり、階段を上ったり、正しく呼吸するといったシンプルな動作すら、たやすくなかったそうです。動きづらいうえに、スーツの中は灼熱でした。
撮影が大変だっただけでなく、ロボット・スーツを着ていた事自体に、ベイカーは鬱屈した思いを抱えていたようです。
2000年半ばのインタビューで、ベイカーは、「自分が俳優として目立つ事は無く、ただそこにいるだけの仕事だった」と語ったそうです。
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』では、ベイカーはR2-D2役をほとんど演じていません。
この作品では、ベイカーが入らず、紐で引っ張るなどの遠隔操作で動かしています。
こうした「過酷度の違い」も、ベイカーとダニエルズの不仲の原因になったと言われています。
ちなみに、『ジェダイの帰還』では、ベイカーはイウォークの1人を演じていますが、エンドロールではイウォーク役とR2-D2役の2回クレジットされています。
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