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『謝罪の王様』は、宮藤勘九郎の脚本によるコメディ映画です。
全国312スクリーンで公開され、映画観客動員ランキングで第2位になりました。
公開当初にパクリと言われた理由と、面白いと評判になった訳を調べてみました。
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Contents
漫画『どげせん』を連想!『どげせん』の作者がパクられたと激怒
『謝罪の王様』のポスターが公表された時、衝撃を受けたのがRINさんです。
RINさんは、土下座をテーマに描かれた漫画『どげせん』の作者です。
『どげせん』は、板垣恵介さんの企画で、作・画をRINさんが担当しました。
『どげせん』は、土下座がテーマという斬新さで話題となった作品です。
ただし、板垣さんとRINさんは、「土下座性の違い」を理由に2011年に共作を打ち切りました。
その後、RINさんは『どげせんR』を、板垣さんは『謝男(シャーマン)』をそれぞれ連載するに至ります。
『謝罪の王様』のポスターを見たRINさんは、プロダクションの半公式アカウントから次のようにツイートしています。
「宮藤勘九郎ほどの才人に、、、、パクられたぜ!」
「オレや板垣氏にだけは黙殺の王様を決め込むんだろうなクドカン。」
そして、『謝罪の王様』のツイッターアカウントに向けて「どげせんの作者です。正式に抗議したいので連絡して下さい。」とツイートしています。
ツイッター上では、『謝罪の王様』を見て『どげせん』を連想したという人が多数いました。
→海賊とよばれた男は実話だった!?史実は小説よりも嘘みたいな話だった
パクってはいなかった!土下座を超える謝罪とは!?
『どげせん』の作者・RINさんは、その後、「事実関係がはっきりした後で訂正、削除する方向で。冷静になりました」と語っています。
そして、次のようにツイートしています。
「今回、客観的には宮藤さん並びに謝罪の王様が、土下座を全面に出した映像を作るに当たり『どげせん』に配慮する必要性はなかった事を認めます。」
『どげせん』は、高校の教員をしている主人公が、ほぼ土下座だけで問題を解決するという話です。
『謝罪の王様』は、土下座だけを問題解決の方法としていません。
『謝罪の王様』のオープニングには、「土下座を超える謝罪を知りたいですか?」という質問に答える街頭インタビューが映し出されています。
『謝罪の王様』に登場する謝罪センターの所長・黒島譲は、謝ることに慣れていない倉持典子に、次のように教えます。
※土下座はスピードが命。
※土下座する時には額をこすりつけること。日常から逸脱したインパクトが相手に優越感を与える。
黒島の謝り方は徹底しており、土下座にとどまらず、相手に優越感を与える行動を繰り返します。
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『謝罪の王様』の謝り方は×××!意味不明な言葉が実は最高の謝罪だった!?
『謝罪の王様』の予告編は、岡田将生さんが壁ドンしながら「なんか、、、しゃーせんでした」と言っていました。
本作は、「このシーンを笑って見られるか?」で楽しめるか否かの“ふるい”にかけられます。
『謝罪の王様』は、謝罪をエンターテイメントとして魅せることに抵抗感がない人に面白いと評判です。
『謝罪の王様』は、オムニバス形式で6つのエピソードから成っています。
それぞれのエピソードは微妙に絡み合い、伏線となっています。
黒島の謝り方に笑ってしまうのは、特に最初の方です。
CASE3になると、「本当に謝るべき相手は誰か?」という問題が示されます。
この問いは、CASE6の黒島自身のエピソードにつながります。
黒島は、「本人による謝罪」を求めた事があります。
そして、自らの体験から「謝りたい人が謝れば、世界はもっと平和になれる」という考えを持つに至ります。
CASE6で黒島が受け取った謝罪は、「わき毛ボーボー、自由の女神」でした!
この言葉が実は、土下座を超える謝り方である事は、CASE5で明かされています。
日本人には意味不明のこの謝り方が、ある親子にしこりを残すことになったエピソードも、CASE4で語られています。
随所に感じた疑問が、最後に納得の笑顔に変わるのが、『謝罪の王様』の魅力です。
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