そのダイナミックなストーリーが話題になり、2004年の公開から現在まで根強い人気を誇る「ハウルの動く城」。
スタジオジブリの作品は都市伝説が絶えませんが、「ハウルの動く城」も多くの怖い都市伝説があります。
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もともとは細田守氏が監督を務める予定だった⁉︎
「ハウルの動く城」は、当初、ジブリの人間が監督する予定は無かったと言われています。
監督を務める予定だったのは、当時、東映アニメーションに在籍していた細田守氏だったとされています。
絵コンテも3分の2くらいまで出来上がっていたそうです。
細田守氏の絵コンテはジブリに死蔵されているという都市伝説があります。
公式には細田守監督で制作されなかったのは、細田守監督の母親が脳梗塞になって体調を崩したためとされています。
しかし、都市伝説では、突然の降板で細田守氏はひどく落ち込んでしまったと言います。
細田守氏は、ジブリに入社しようと試験を受けたことがあったそうです。
カットを2枚提出するという課題で150枚以上を提出したと言われています。
その時、宮崎駿監督は、「君はうちにいない方が才能が伸びる」という手紙を書いて採用しなかったそうです。
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宮崎駿監督はソフィーから魔法を操る力を奪った⁉︎
「ハウルの動く城」の原作ではソフィーは魔法少女です。
ソフィーは、「命を吹き込む魔法」を操る白魔術師です。
原作では、カルシファーもカブもハウルも、荒地の魔女さえもソフィーに癒されていきます。
アニメでは、ソフィーは魔法使いではなく、普通の少女として描かれています。
宮崎駿監督は、ソフィーを気持ちの優しい普通の女の子に変えてしまっています。
その代わり、ソフィーに与えられたのが、気分次第で外見を変える力でした。
ソフィーは、呪いで老婆の姿に変えられてしまいますが、ある時は少女の姿に戻ります。
これは、「外見は心のあり方に従う」という宮崎駿監督のポリシーとされています。
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ソフィーが老婆になったのはアレルギーだったから⁈
「ハウルの動く城」の都市伝説の中でもとりわけ怖いのが、「ソフィーはアレルギーで老婆の姿になった」というものです。「ハウルの動く城」の原作者はアレルギー体質でした。
アレルギーというのは、普通、タンパク質に対して反応するものですが、原作者は「牛乳アレルギー」を発症していたと言います。
アレルギーの結果、髪の毛が白髪になり、皮膚には多くのシワが寄っていたそうです。
「ハウルの動く城」の原作者はもともと他人との触れ合いが苦手でしたが、外見の変化に伴い、対人関係が一層苦手になったと言います。
そうした原作者の姿が、ソフィーに投影されたという話が都市伝説としてささやかれています。
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ソフィーが自信を持てないのは長女だから⁉︎
ソフィーは控えめな性格で、自分に対して自信を持てないでいます。
これは原作にも出てきます。ソフィーは長女です。
そして、イギリスのおとぎ話には「長女は運が悪いから、何をしても成功できない」という迷信が出てきます。イギリスではこの迷信が広まっているようです。
「ハウルの動く城」では、ソフィーはハウルに触れていくうちに、次第に変化していきます。
それは宮崎駿監督の考えなのかもしれませんね。
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ハウルの城が動く理由は×××だから⁉︎
「ハウルの動く城」は、原作では実際に動いて移動する城という感じではありませんでした。
原作では、「別のところにつながる扉を持つ城」でした。
原作では、都合が悪くなった時に、「ソフィーの帽子屋」につなげて使ったりもしています。
城の内部の部屋数は多くありません。
「どこにあるか分からない城」を造形したのは、「女性に追いかけられないため」「フラれた女性から逃げている」などの設定が原作にあったためです。
それを宮崎駿監督は、実際に歩かせてしまっています。
「ハウルの動く城」では、政府や戦争から逃げているという政治的な理由に変えられています。そのため、アニメの後半部分は原作と全く違ったものになっています。
ハウルとソフィーはこの世では結ばれない⁉︎
「ハウルの動く城」は、「魔法使いハウルと火の悪魔」という話がもとになっています。
この話とジブリ映画の「ハウルの動く城」ではエンディングが異なります。
ジブリ映画ではハッピーエンドで幕を閉じます。
しかし、原作では、互いを知り合ったハウルとソフィーは、この世で幸せに結ばれることはありません。ハウルはソフィーを目の前にして倒れこみ、命を落としてしまいます。
そして、その後を追うようにソフィーも亡くなります。
2人は天国で結ばれるという、いささか怖い結末になっています。
声優陣にも都市伝説があった⁉︎
宮崎駿監督は、専業の声優に演じさせるのを嫌う傾向にありますが、「ハウルの動く城」でも多くの俳優や女優が演じています。
主人公ハウルを演じた木村拓哉さん以外は、熟年の女優が多く起用されていたのが特徴です。
ソフィーを演じた倍賞千恵子さんは当時63歳、サリマン役の加藤治子さんは当時81歳でした。
案山子のカブを演じたのは大泉洋さんですが、大泉洋さんはモブのキャラクターも演じています。兵士役は、大泉洋さんが所属する「チームナックス」という5人組の俳優ユニットで担当して演じ分けています。
この中には、近年、ドラマで注目されている安田顕さんもいます。
なお、このユニットは「思い出のマーニー」でも全員出演しています。
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動く城の音は大工に出させた音だった⁉︎
「ハウルの動く城」で、宮崎駿監督は声の出演者以上に、動く城の出す音にこだわりを持っていたと言われています。城が動く音が完成するのに3ヶ月ほどかかったそうです。
大工さんが実際にスタジオに来て、建材を駆使して「動く機織り機」のイメージに近い音を作り上げました。
スタジオで作業した大工さんたちは、「音にこんなにこだわるなんて」と驚いたそうです。
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