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今すぐ大森南朋主演のハゲタカを視聴する
社会派ドラマ『ハゲタカ』が、綾野剛さん主演で再びドラマ化されます。
2007年にNHKでドラマ化された時は、大森南朋さんが鷲津政彦を演じていましたね。
ドラマPRではダークヒーローとされている鷲津政彦ですが、モデルは存在したのでしょうか?
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ハゲタカのモデルは?鷲津政彦の言葉で想起されるモデルは⁉︎
タイトル名になっている「ハゲタカ」とは金融用語の1つです。
企業買収を仕掛ける際に、対象企業の株式や社債などが安くなっているタイミングを狙って買収し、その企業の経営に深く関わって企業価値を高めた後に売却することで、高い利回りを獲得することを目的としたファンドのことです。
ハゲタカが獲物を捕らえやすいよう、その獲物の体力が弱っている時を狙うことに由来した俗語です。「ハゲタカ・ファンド」とも呼ばれています。
『ハゲタカ』の原作が最初に発表されたのは2004年ですが、2002年から世間にその名が知れ渡った「村上ファンド」はハゲタカと呼ばれています。
「村上ファンド」の事業内容も似ています。
鷲津政彦は、「お金を稼ぐことがいけない事でしょうか」と言っていますが、この言葉は、「村上ファンド」の村上世彰(むらかみ・よしあき)氏の次の言葉を思い起こさせると噂されています。
「金儲けは悪いことですか。それ何が悪いんだろう。儲けることが。僕にはよくわからない。」
村上世彰氏は、大学卒業後に通商産業省(現在の経済産業省)に入省し、約16年勤務した後で、40歳を目前にファンドを立ち上げました。
日本経済の永続的な成長のためにはコーポレート・ガバナンスが大切であると実感したためと言われています。
投資対象とした会社の株を購入したうえで、利益の上がる事業に専念させて会社の株主価値向上を目指す投資手法を採り、「物言う株主」として注目を集めました。
ファンド設立から6年後、ニッポン放送株式のインサイダー取引の容疑で逮捕されました。
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社会派ドラマの見所は?対立する2人の男に共通する思いとは⁉︎
『ハゲタカ』は、バブル崩壊後の「失われた10年」と呼ばれる日本を変えようとした男たちの物語です。
原作者の真山仁氏は、作品のテーマについて「言い訳をしながら生きることはもう止めよう」と述べています。
真山仁氏が描きたかったのは、「勇気を持って日本の国が抱える問題を正視」する姿勢でした。
その姿勢は、鷲津政彦のみならず、対立を繰り返す芝野健夫にも見られるものです。
鷲津政彦は、外資系のファンドマネージャーとして、合理主義を盾に日本企業に次々と切り込み、買収していきます。
芝野健夫は、日本初のターンアラウンド・マネージャー(企業再生家)として企業再生の道を模索します。
鷲津政彦と芝野健夫は、同じ銀行の後輩・先輩でありながら、対象的な道を歩みます。
会社を患者に例えるなら、外科手術で患部を徹底的に切り捨てていくのが鷲津政彦です。
一方、芝野健夫は、あくまで内科治療による再生を目指します。
『ハゲタカ』は、「日本企業にとって本当に必要な治療法は何か?」を問いかける社会派ドラマです。
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鷲津政彦のモデルは?芝野健夫のモデルも同一人物⁉︎
ドラマ『ハゲタカ』の玩具メーカーのモデルとなったと言われているのが、東ハトです。
交互入札で延々とやるシーンは、日本初「プレパッケージ型民事再生」がモデルとなったとされています。
東ハトは、2003年3月、民事再生法の運用を申請しました。
負債総額は460億円、関連会社が所有するゴルフ場の不振などで抱えた負債です。
5月にユニゾン・キャピタルとバンダイ、丸紅などの出資で新会社に製菓事業部門を営業譲渡する形で再スタートを切っています。
この時、ユニゾン・キャピタル側で尽力したのが佐山展生(さやま・のぶお)氏です。
佐山展生氏は、三井銀行でM&Aを担当し、1998年に独立系投資ファンドのユニゾン・キャピタル共同代表、代表取締役パートナーに就任しています。
東ハトの再生に関して、佐山展生氏は、破産寸前のメーカーの再生プランを立て、オーナーや経営層と交渉し、外資金融とのビット合戦に勝ちました。
あらゆる人脈を駆使して勝つことに徹底的にこだわった姿勢は、『ハゲタカ』の鷲津政彦のモデルと言われています。
その一方、佐山展生氏は、買収した企業をバリューアップさせるために、現場の人とコミュニケーションをとって企業風土を変革していきました。
その取り組みは、『ハゲタカ』の芝野健夫の姿を彷彿とさせるものです。
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