誰も知らないは実話の事件を元にした映画!長男の現在は×××

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第71回カンヌ国際映画祭において、是枝裕和監督の最新作『万引き家族』が最高賞のパルムドールを受賞しました。日本人による同賞の受賞は、21年ぶりの快挙です。

是枝裕和監督は、作品を通して「家族」というつながりに問題を提起します。
是枝裕和監督の作品で、話題性が高かった『誰も知らない』は、実話を元にしているとされています。

どんな事件が元になっているのでしょうか?

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『誰も知らない』は日常に戻っていく子供の姿で終わっている

『誰も知らない』は2004年に公開された映画です。
主演は、柳楽優弥(やぎら ゆうや)さんです。
柳楽優弥さんは、2004年の第57回カンヌ国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞しました。
柳楽優弥さんは当時14歳でした。
カンヌ国際映画祭では史上最年少の受賞です。

物語は、母親と息子がスーツケースを抱えてアパートに引っ越してくるところから始まります。母親は大家に、「夫は長期出張中で、母子2人」と説明します。

しかし、スーツケースの中には、幼い男の子と女の子が入っていました。
大家への挨拶が済んだ後、女の子が1人、人目につかないようにしてアパートに入ってきました。子供は、実は4人いたのです。

子供たちは、父親が違っていました。長男の明は、学校に通った事はありませんでした。
転入当初は母親のけい子が同居していましたが、けい子には恋人が出来て、アパートに帰らなくなります。明は、自分だけで弟や妹の面倒を見るようになります。

数ヶ月後には、けい子からの送金も途絶えてしまい、電気・ガス・水道も止められてしまいます。

4人の子供たちは、ある日、公園で不登校の中学生・紗希と知り合いになります。
明は、コンビニ店員から賞味期限切れの弁当を貰ったり、万引きをしたり、公園で水を汲んできたりして、なんとか弟や妹を養います。

コンビニ店員は、明に児童相談所に相談するように勧めますが、明は「前にそうしたらややこしくなって4人一緒に暮らせなくなる」と答えます。

ある日、明は言う事を聞かない妹や弟に苛立ち、衝動的にアパートを飛び出します。
野球に誘われ、子供らしく楽しみますが、アパートに帰ってみると、次女のゆきが倒れていました。明は薬を万引きしますが、ゆきは翌日息絶えます。

明は、紗希に借金を申し込み、ゆきの好きだったアポロチョコをたくさん買い、亡骸を詰めたスーツケースを紗希と2人で羽田空港近くの河川敷に埋めます。
後日、コンビニ店員から売れ残りの惣菜を貰う兄弟と、彼らに寄り添う紗希の姿がありました。

子供たちは、いつもと変わりなく見えました。

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→四月は君の嘘!宮園かをりの病名は?病気は何故完治しなかったのか?

題材になった実話は巣鴨子供置き去り事件!母親は有罪判決を受けている

『誰も知らない』は、実話を元にしています。
題材になった実話は、1988年に発覚した「巣鴨(すがも)子供置き去り事件」です。

1973年頃、1組の夫婦の間に男の子が生まれました。
1979年頃、男の子の父親が失踪します。父親は、新しい恋人が出来、会社の金を使い込んでいました。
母親はなす術なく過ごしていましたが、長男が就学年齢に達しても就学通知が来ない事を訝ります。

役所に問い合わせた母親は、長男の出生届ばかりか、婚姻届すら提出されていなかった事を知らされます。しかし、具体的な手段を講じる事が出来ませんでした。

その後、母親は次々と男性と知り合い、妊娠しては自宅で出産するという事を繰り返しました。

1981年頃には第二子となる長女、1984年頃には第三子となる次男、1985年頃には第四子となる次女、1986年頃には第五子となる三女を出産します。
第三子は、生後間もなく死亡し、母親は死体をビニールでくるみ、消臭剤を詰めて押入れに隠します。

1987年秋頃、母親には新しい恋人が出来、家を出てしまいます。
幼い兄弟の面倒をみたのは、14歳の長男でした。
家の中は悪臭が漂い、子供たちは栄養失調に陥りました。

1988年4月、当時2歳の三女が死亡します。
長男の遊び仲間が、泣きやまないのに腹を立てて、暴行を加えたためでした。
三女の遺体は、秩父市内の雑木林に埋められました。

同年7月、マンションの大家が、巣鴨署に不良の溜まり場になっていると通報し、室内が巣鴨署員によって調べられます。

親の姿はなく、推定年齢14歳、7歳、3歳の3人の子供と、白骨化した乳児の遺体が発見されます。7歳と3歳の女の子たちは、衰弱が目立ったため、翌日、福祉事務所に預けられました。

子供たちの出生届が出されていない事が、マスコミで報じられます。
テレビのニュースで事件を知った母親が警察に出頭し、母親の証言から9ヶ月前に家を出ていた事、2歳の三女が失踪している事が判明します。

その後、長男の証言により、三女の遺体が見つかります。

8月、母親が保護責任者遺棄致死の罪で逮捕・起訴されます。
「懲役3年、執行猶予4年」の有罪判決を受けます。
長男は三女の死に関わっていたとされ、傷害致死ならびに死体遺棄で東京家庭裁判所に送致されます。長男は、その後、状況を考慮され、養護施設に送られます。

事件後、長女と次女は母親に引き取られましたが、長男に関しては消息が不明です。

→志々雄真実のモデル芹沢鴨の生涯!芹沢鴨暗殺事件とは!?

養護施設に送られたのに消息が不明⁉︎養護施設を退所した後はどうなる⁉︎

巣鴨子供置き去り事件で弟や妹の面倒をみていた長男は、養護施設に送られています。
養護施設は、養護学校とは異なります。
養護施設は、テレビドラマ『明日、ママがいない』で取り上げられ、一時的に世間の関心を集めましたが、その実態は十分に知られていません。

養護施設とは、児童相談所長の判断に基づき、都道府県知事が入所措置を決定する児童福祉施設です。

保護者のいない児童や虐待されている児童、家庭環境が著しく不良な児童などが入所します。
入所対象者は、1歳以上18歳未満の子供です。
2013年の調査によると、入所児童の平均年齢は11.2歳、平均入所期間は4.9年です。

養護施設の子供は、2004年の調査によると9.3%が中学を卒業すると退所しています。
退所した子供の約半数は、卒業の翌年度中に転職を経験しています。高校中退は7.6%となっています。

九州・沖縄8県の養護施設で2000年から5年間かけて行われた調査によると、退所後に大学や専門学校に進学した者のうち、4割が中途退学しています。

養護施設は、高校を卒業した18歳で出なくてはなりませんが、保証人の問題で、進学や就職、賃貸住宅の契約、敷金等の捻出などに影響があります。

「住民登録が出来ない」「印鑑証明書を用意する事が出来ない」「健康保険証が無いので医療機関を受診できない」「運転免許を取得できない」「電話の契約が出来ない」

こうした問題が続出し、ホームレス状態に陥ってしまう退所者が少なくないとされています。

→帝一の國のモデル校になったのは海城高校!?東大進学率は!?

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コメント

  1. まま より:

    テレビでやっとみました。
    ひどい話です。美化されている部分もあるとは思いますが、お兄ちゃんが気の毒です。幸せになっているとよいのですが。

    しかし、子供の声は聞こえるはず。
    汚れた服で歩いているし。
    コンビニの店員が通報していれば、早くなんとかなったのでは。
    みんな無関心なのですね。

    • サブロー より:

      ままさん

      ご覧になったんですね!?

      堤監督の作品は本当にリアリティありますよね。
      確かに美化はされてますね・・・

      そうじゃないと公開できなくなりそうですし。